2017-01-28 福島寛志を巡る冒険 7 「どうせ福島寛志の話だろう」とためしに僕は言ってみた。 言うべきではなかったのだ。受話器が氷河のように冷たくなった。 「なぜ知ってるんだ?」と相棒が言った。 とにかく、そのようにして福島寛志をめぐる冒険が始まった。